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zoom RSS     ・・・さんについての手紙

<<   作成日時 : 2017/01/25 20:35   >>

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・・・長期にわたりうつ状態が遷延しております。最近は耐えるばかりの生活になっており、喜び、楽しみがありません。表面に表れている「病状」としては、そのようなことになりますが、より実態的には「こころの自己組織」をどのように改変、変容させていくかの問題で、「治す」というよりは、どのように「養生するか」の問題です。「養生」というのは、・・・さん自身が自分に対して行うことで、比喩的にいえば、母親が幼い我が子に対して行う養育といったことです。
こころの自己組織の親にあたる自我(自己の運営者)と、こころ全体を統括する超自我(フロイトが定義づけしている意味とは異なります。こころを運営する能力はないが、こころ、あるいは自己組織の全体を統括して自我の仕事を見守り、自我に指示を出す役割を担っている)とが協働して、自己組織の下位の幼児人格を養う、といったような意味です。それは、具体的には、自我が負性の感情を捉えて、受け入れるといった作業になります。
そのように、私は考えております。
こころが病的な状況では、例外なく幼さが目立ってくるものです。それは、具体的には「幼い下位人格」がこころを支配している様相といえると思われます。そして、相対的に「こころの親」に当たる自我が機能不全化しています。そうした構図が、私の中にはあります。従って、自我が機能を回復させて「幼い下位の人格」の世話をしていく、そういう力を養っていくのが診療の意味、目的です。
そのようなことを踏まえて現実問題に対処しなければなりません。現実に、「・・・さん」の現状は、抑圧されてきた過去の経験群が、負性の感情を伴う幼い下位人格の増大を招いたと思われ、それが翻って自我に負性の強い圧力をかけているといえると思われるのです。それに伴って、社会生活が困難になっているというのが私の考えです。
そういうことを踏まえると、この際、「休職する」のも選択肢です。しかし、一方では「休んで解決する」という性格のものではない、というのも確かなことです。・・・ '17/1/25



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